結城友奈は勇者である」は、ついに真実が描かれました。
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生き残っていたバーテックスは双子座のバーテックスでした。その大量な御霊に驚きますが、友奈が一瞬で倒します。
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そして元の世界に戻る時に、友奈と美森だけ別の場所に出てしまいます。そこはこれまで描かれなかった世界。
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そしてそこにはベッドに寝たきりで体も動かせない少女がいました。彼女の名前は乃木園子。前の勇者です。
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そして彼女こそ友奈と美森を呼んだ人。その理由は真実を明かすため。

「咲き誇った花はその後どうなると思う? 「満開」の後に「散華」という隠された機能があるんだよ」
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「神の力をふるった「満開」の代償。花1つ咲けば1つ散る。花2つ咲けば2つ散る」

つまり「満開」の後、体の一部が不自由になること。これが「散華」。そしてそれは二度と直らない。友奈は味覚、美森は左耳の聴覚、風は左目の視力、樹は声。

でも更にツラい真実を園子は告げます。「その代わり決して勇者は死ぬことはないんだよ」
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「元からぼーっとするのが特技で良かったかなって。全然動けないのはキツいからね」

園子達の時はバーテックスを追い返すのが精一杯。だから何度も満開を繰り返して、この姿になった。ならばバーテックスを倒した友奈達は、これ以上身を削る事は無いはず。樹の声は夢でもあったので、かなりツラいだろうけど。

「いつの時代だって、神様に見初められて供物となったのは無垢な少女だから。汚れ無き身だからこそ、大いなる力を宿せる」
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「その力の代償として体の一部を神樹様に供物として捧げて行く。それが勇者システム」

「大人達は神樹様の力を宿す事が出来ないから。あたしたちがやるしか無いとは言え、ヒドい話だよね」
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これが大赦の隠していたモノ。神樹様の真実。

そしてバーテックスは全て倒したと言う友奈の言葉に対して園子の気になる言葉。 

「そうだといいね」

そこに大赦がやって来ます。その大赦に言う園子の言葉。「彼女達を傷つけたら許さないよ」
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そしてその言葉に従う大赦。「私は今や半分神様みたいなモノだからね。崇められちゃってるんだ」

さらに園子の最後の言葉。「悲しませてゴメンね。大赦の人達も、このシステムを隠すのは1つの思いやりではあると思うんだよ」
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「でも、私はそういうの…ちゃんと言って欲しかったから」
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「わかってたら…友達と…もっともっとたくさん遊んで…だから…伝えておきたくて」

そして帰りの車の中で友奈は決意します。「なんとかする方法を見つけてみせるから」
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ところでちょっと気になった美森と園子の会話。「そのリボン、似合ってるね」「このリボンはとても大事なモノなの。それだけは覚えてる。けど、ごめんなさい。あたし、思い出せなくて」「仕方がないよ」 2人は実は会っている? 園子が言っていた「わっしー」が実は美森とか?
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さらに園子が言った言葉。「いつでも待ってるよ。大丈夫。こうして会った以上、もう大赦側もあなたの存在をあやふやにはしないだろうから」

しかしついにこの世界の真実が明かされましたね。逆に言えば、ここからが真の話のスタートですね。

ところで樹の中の人の黒沢ともよさんは、相変わらずクレジットはされているけど…今後、友奈が言う通り、再びしゃべれるようになるといいです。樹が夢を閉ざされて一番悲しい立場にいるから。
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そして園子の中の人の花澤香菜さん。こういう演技は非常に上手いですね。思わず涙ぐまされました。