今週の「のうりん」第7話は打って変わって農業にまつわる真面目なお話。

農が担当する寮の食事はキュウリ、トマト、ナス、ピーマン、ゴーヤ、オクラ、ミョウガ、カボチャ、ズッキーニ、トウモロコシとみんな規格外のモノの貰い物。農、張り切って作るのはいいけど毎度この調子で作ってると…
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さらに継達も「命と食を学ぶ農林高校生にとって一番大切な事…それは、お残しは許しまへんで〜と言う事だ」と言って毎度食べてると…ほら、太った(笑)。
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去年のメロンが取れすぎたメロン祭りも大変だったと話してるところに「相変わらず愚にもつかぬことをグダグダと話しているな!」と割り込んで入って来るから、マスクメロンとかでんすけスイカとか言われちゃうんだよ、胡蝶。もう少し自覚しなさい…あ、してるか(笑)。
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逆に悔しがるんぢゃない、林檎。いや、気持ちはわからないわけぢゃないけど(笑)。
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でも、「たしかに林檎のところにもメロン送ったけど、ちゃんと甘いヤツを選んで…」と、耕作が言えば「うん、知ってる」と、林檎。なんで耕作だって知ってるの?

そして太ったことを指摘する耕太と継に「ちょ、耕たん、あんた女の子になんて失礼なこと言うの?」と農が反論しますが「どうせふくよかとか、グラマーとか、ぽっちゃりとか自分で自分をごまかしているんだろうが」と耕作が言う通りただのデブ(笑)。でも耕作、「あえて言おう、デブであると!」ってギレンになりきるんぢゃない。このアニメスタッフ、ガンダムネタが好きだなぁ(笑)。
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で、お互いを見てデブを自覚する農と林檎。
「ほうやねぇ、木下さんぷよんぷよん」
「 そっちこそぶよぶよ、みのぶよ。毎日おいしいごはん作るから」
「にゃにゃにゃ、だったら食べんかったらええやら」
と、見事な腹相撲(笑)。
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で、すぐに痩せれたのは、さすが肉体労働の農林高校。林檎も元芸能人。自分を律するところはさすがの一言。一方、最後までデブ残ってた農。「こんな体型じゃ、もうお嫁にいけん。どうしよう〜」って泣いちゃう農はともかく「いや、嫁って言うかそれ完全に身ごもってるでしょ」とか言うな耕作。農も「ブヒ〜」と言わない(笑)。
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しかも、その時の写メを残していて農の家族に送っちゃうとはヒドいぞ、耕作(苦笑)。
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そこに林檎が相談に来ます。「大豆がね、なんか根っこの辺りに白いモヤモヤみたいなのが生えてきたの」
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これが実は始末の悪い白絹病。これにかかった植物は他の植物への伝染を防ぐために全て焼却。さらに白絹病の菌核を残さないために土も処分。
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おかげで大豆の成長をあれほど楽しみにしていた林檎の落ち込みぶりったらありません。

で、唯一、話を聞くだろう耕作が代表して慰めにいきます。
「あのさ、農業していてうれしいことも楽しいことももちろんあるよ。それでも農業をする人が減るってことは、報われることが少ないからなんだと思う。必死に働いたからって、それほどお金が稼げるわけじゃない。収入だって不安定だ」
「だったら…だったらどうして農業をするの?」
「わからない…僕もまだ、そのわけを見つけられていないんだ」
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次の日、継が耕作に語ります。
「木下が畑作をするにあたって俺が大豆を選んだのは木下の心が豊かになることを願って…と言う意味もあったんだ」「大豆が土だけじゃなく木下も変えてくれるんではないかと…」「木下が田茂農に来た事を後悔して欲しく無いからな」
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と、いいことを語ってるところに現れる四天農。でも今回は白絹病のことを知って林檎が心配で来た様子。変態ですが根はいいヤツらなんですね。
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その夜に久々の大雨。耕作達、生徒は慌てて手分けしてトマトを収穫します。わけはここのところ暑くて雨が降らない日が続いたから。それでトマトが水分不足になっていたところにこの雨。トマトは一気に水分を吸い上げて破裂するので、その前に収穫しなければならないというわけです。大変ですね、農業って。
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「あかんくなったトマトはピューレやジャムや保存食にしたらちゃんと食べられるやら」と農も陣頭指揮。

そこで林檎は耕作に大切に育てた作物がダメになってなぜみんな平気なのかと質問します。それに答える耕作。
「林檎からしたら、この辺りってすごい田舎だよね」「でもこの景色の中に本来の自然はもうどこにもないんだよ。田んぼも畑も、山も道も川も、人間が何世代もかけてゆっくりと築きあげてきたものなんだ。僕らの先輩達は過酷で残酷な自然に立ち向かっていった。ここだけじゃない。僕達が住んでいる場所はそうやって人間が自然と戦ったあと…戦場なんだ」「農業だって辛い事もたくさんあるけど作物が生長していくのを見るのは理屈抜きで楽しいよね。この景色を作った人も、そうだと思うんだ。ここがどんな町になるか想像して、はるか未来の僕らのことを夢見て、それを楽しみにしてがんばったんだと思う。もしかしたら僕が作った野菜を食べて誰かが元気を出してくれて、そして将来スゴい人になるかも知れない。そうじゃなくても、明日もまたがんばろうって思ってくれるなら…きっとそれが未来の景色につながってるんだと思う。僕はそんな力のある作物を作りたい。だから続けているんだと思う、農業を」
これがこの間の答えですね。
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そして林檎の話。
「あのね、野菜…送ってくれたでしょ。私、あの時すごく疲れてて何も食べられなくなってて…そしたらスタッフの人がサラダを作ってきてくれて…ファンの人が送ってくれた野菜で作ったって…それなら食べなきゃって少し無理して食べてみたの。ビックリした…不思議な味がしたから…土臭くて苦みがあってなんだか固くて…でもとっても優しくて」「私わかったの。これはきっと命の味だって…命を分けてもらってるんだって…そうしたらね、何故だか涙が出て来て、まだがんばれそうな気がしたの。誰かが大丈夫だって言ってくれてる気がして…だからね…その時、私はきっと」
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「それから耕作の送ってくれるものは全部食べる事にしたの。一緒に届く手紙も楽しみで…耕作と文通しだしてから、ずっとこの学校に来たいと思ってた。そう出来たら楽しいだろうなって」。だから初めて会った時から耕作がお気に入りだったんだね。

でも耕作には手紙を書いた覚えがない…で、みんなで撮ったという写真を見ると、この写真を撮ったのはアングルから見て農。
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さらに手紙も見てほぼ確定。で、農を追求するとあっさり白状。農曰く、耕太をサポートしてたんだそうな。本当は耕太が好きなくせにね(笑)。
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そうか、だから林檎を慰めに行くように耕作に告げた時も「あたしには分かるもん。だってあの娘は…」と言いよどんだんだね。
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で、林檎に騙してゴメンなさいと謝ると、林檎は怒るどころか「会いたかった」と抱きつきます。そしてすっかり仲良くなって、みのぽよ、林檎っちと呼び合う仲に。よかったね、耕作は残念だったけどね(笑)。
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