本日最終回を迎えた「四月は君の嘘」。表題の意味が最後にわかりました。

まずは前々回から。

かをりを見舞いに来た公生は、先に見舞いに行く亮太を見かけて見舞いに行くのは止めると椿に言います。

その帰り道で雨宿り。
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椿が使っている可愛いハンカチを見て「椿は女の子みたいだ」と言う公生に幼い頃の事を思い出します。「椿は女の子だよ」
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そして椿は思います。「嘘つき」
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「君が私の側にいたように、私は君の側にいたんだよ。公生の事なんかすぐわかる」「公生はかをちゃんが好きなんだよ」

でもそれを認めた公生に椿は言います。

「バッカじゃないの? かをちゃんは渡が好きなの。あんたは…私と恋するしかないの」
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椿の素敵な告白シーンです。

一方、それが公生に決意させます。亮太と一緒にかをりを見舞いに行く途中の公生と亮太の会話。

「ねぇ、渡。僕は宮園さんがとても好きだよ」「バ〜カ。知ってるよ」
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素敵な幼馴染です。

でもそんな2人の前で苦しむかをり。昨日の夜はあんなに元気に公生と電話で話していたのに。
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ここで前々回は終わり。次は前回。

かをりの話を亮太から聞いた椿は瀬戸紘子にお願いしに行きます。「お願い…公生を助けて下さい。公生がまたダメになっちゃう」
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家に行くと公生は実質高校受験となる東日本ピアノコンクールの練習もしないで塞ぎ込んでいる。
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「無理です…もう無理。もう頑張れないよ」
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でもその公生を元気付けたのも、かをり。雪の降る屋上で音楽は自分の大切なものを奪って行くと思う公生に言います。

「私がいるじゃん」
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そして公生に手術の事を話します。それは東日本ピアノコンクールの本選の日。

自分はあがくと言うかをり。そうさせたのは公生。「私が無様にあがくのも、生きる事に執着するのも君のせい。君が私に君といる時間への未練をくれた」
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そして「また下向いてる」 と言って公生の前で無理して立ち上がってバイオリンを弾いているように見せるかをり。
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「ほら、奇跡なんてすぐ起こっちゃう」
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それに勇気付けられた公生はコンクールに出ます。でもやっぱり弾けない。
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と、そこに椿のクシャミ。
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それで公生は気付きます。「椿…来てるんだ。そうか…みんな見てるんだ」「僕が今ここにいるのは、みんながいたからだ」

そして見事な演奏を披露する公生。
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でもそれを見て瀬戸が言います。「公生の演奏はカラフルに色付いている」

「悲しげに色付いている」

そしてここからが最終回。

出会った人達とのつながりと、教えてくれた音を確認する公生の演奏が続いています。「僕らは誰かと出会った瞬間から1人ではいられないんだ」

そこに手術中のかをりが現れます。
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その姿を見て何かを悟る公生。
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ここからかをりとの2分20秒の演奏が始まります。
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そして公生の前から想いが爆発したように消えていく、かをり。
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「行かないで、行かないで、行かないでくれ。僕を置いて行かないで」

そして演奏を終える公生。

「さようなら」
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お墓の前でかをりの両親から手紙を受け取る公生。
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「拝啓 有馬公生様。さっきまで一緒にいた人に手紙を書くのは変な感じです。君はひどいヤツです。グズ、ノロマ、アンポンタン」
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「君を初めて見たのは5つの時。当時通ってたピアノ教室の発表会でした。ぎこちなく登場したその子は、イスにお尻をぶつけ笑いを誘い大きすぎるピアノに向かい1音を奏でた途端、私の憧れになりました。音は24色パレットのようにカラフルで、メロディーは踊り出す。隣の子が泣き出したのはビックリしました。それなのに君はピアノを止めるんだもの。人の人生を左右しといて、ひどいヤツです」
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そしてバイオリンに変えると言い出す5歳のかをり。「公生君にピアノ弾いてもらいたいの」
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「最低、ノロマ、アンポンタン。同じ中学と知った時は舞い上がりました。どうやれば声かけられるのかな。購買部にサンドイッチ買いに通おうかな。でも結局眺めてるだけでした。だってみんな仲良すぎるんだもの。私の入るスペースは無いんだもの」
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「子供の頃に手術をして定期的に通院して、中1の時に倒れたのをきっかけに入退院の繰り返し。病院で過ごす時間が長くなりました。ほとんど学校に行けなかったな。あまり自分の体が良くないのはわかってました。ある夜、病院の待合室でお父さんとお母さんが泣いているのを見て、私は長くないのだと知りました」
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「その時です。私は走り出したのです。後悔を天国に持ち込まないため好き勝手やったりしました。怖かったコンタクトレンズ、体重を気にして出来なかったケーキホール食い。偉そうに指図する譜面も私らしく弾いてあげた」
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「そして一つだけ嘘を付きました。宮園かをりが渡亮太くんを好きという嘘を付きました。その嘘は私の前に有馬公生君、君を連れて来てくれました。渡君に謝っておいて。まぁでも渡君ならすぐ私の事なんか忘れちゃうかな。友達としては面白いけど、やっぱり私は一途な人がいいな」
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「あと椿ちゃんにも謝っといて下さい。私は通り過ぎていなくなる人間。変な禍根を残したくなかったので椿ちゃんにお願い出来ませんでした。と言うか、有馬君を紹介してなんてストレートに頼んでも椿ちゃんはいい返事をくれなかったと思うな。だって椿ちゃんは君の事、大好きだったから。みんなとっくに知ってるんだから。知らなかったのは君と椿ちゃんだけ」
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「私の姑息な嘘が連れて来た君は、想像と違ってました。思ってたより暗くて卑屈で意固地でしつこくて洞察魔。思ってたより声が低くて、思ってたより男らしい、思ってた通り優しい人でした。度胸橋から飛び込んだ川は冷たくて気持ち良かったね。音楽室から覗くまん丸な月は、おまんじゅうみたいで美味しそうだった。競争した電車には本気で勝てると思った。輝く星の下で2人で歌ったキラキラ星、楽しかったね。夜の学校って絶対何かあるよね。へきって桜の花びらに似てるよね。演奏家なのに舞台の外の事で心が一杯なのは、なんか可笑しいね。忘れられない風景が、こんな些細な事なんて可笑しいよね」
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「君はどうですか? 私は誰かの心に住めたかな? 私は君の心に住めたかな? ちょっとでも私の事、思い出してくれるかな? リセットなんかイヤだよ。忘れないでね。約束したからね」
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「やっぱり君で良かった。届くかな? 届くといいな。有馬公生君、君が 好きです、好きです、好きです」
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「カナレ、全部食べれなくてゴメンね。たくさん叩いてゴメンね。ワガママばかりでゴメンね。一杯一杯ゴメンね。ありがとう」
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「PS. 私の宝物を同封します。いらなかったら破って捨てて下さい」
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そして椿が最後に公生にかけた言葉。「1人になんてなれると思うなよ公生。背後霊みたく、ずっとずっと側にいてやるんだからな。覚悟しとけ」
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「もうすぐ春が来る。君と出会った春が来る。君がいない春が来る」
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とても悲しいけど、ハッピーエンドぢゃないけど、とても素敵な終わり方でした。素敵な話をくれてありがとう。