いよいよ始まりました「夜ノヤッターマン」。

まず話は地球に無数の隕石が落ちるところから始まります。そこにはドクロベーの声が響きます。「お仕置きだべぇ」
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そして地球の周りには無数の星のかけら。これは月?
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そして場面は変わって荒れ果てた土地に住む女性と、それに仕える男2人が出て来ます。そしてその女性、ドロシーの出産シーン。
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産まれた女の子は「レパード」と名付けられ、大きくなるにつれ本を読むようになります。その絵本は「ヤッターマンでんせつ」。
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そこでドロシーがレパードに話をします。ヤッターマンは偉い正義の味方。悪い人をお仕置きしてくれる。お仕置きの方法は「デコピン」。
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「ヤッターマン様にデコピンされないよう、いい子でいてね」

代々のヤッターマンが治めているデッカイドーに作られたヤッターキングダム。「いい子にしてたら、いつかきっとヤッターキングダムで幸せに暮らせる日が来るわ」

でもレパードは納屋の奥にある肖像画を見つけます。そこに描かれているのはドロンボー。
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そこでドロシーは真相をレパードに話します。ドロシーとレパードはドロンジョ、ヴォルトカッツェはボヤッキー、エレパントゥスはトンズラーの子孫であること。
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大きな戦争が終結すると、ヤッターマンは人々が安心して暮らせるようにヤッターキングダムを作り、ドロンボーは辺境に追いやられた。そしてそれは今も続いている。「私達の今のこの生活は全てご先祖様のせい」

「だからレパードはいい子でいてね。いつかご先祖様の罪が許されて天国のようなヤッターキングダムで暮らせるその日まで」

でもレパードの9歳の誕生日。ドロシーは倒れてしまいます。一命を取り留めますが、直すのに必要な薬が無い。
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そこでレパードはヤッターキングダムに行こうとします。ヤッターマンならドロシーを助けてくれると。
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でもヤッターキングダム目前で突如現れた壁に行く手を阻まれます。
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さらに現れたヤッターマンにドロシーを助けてくれるようお願いしても、逆に一方的に攻撃されてしまいます。
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そしてドロシーは命を引き取ります。
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その葬儀でレパードは思います。「ヤッターマン様は正義の味方じゃなかったの? 正義の味方なら困ってる人を見捨てることなんてしないんじゃない? 自分達は天国のようなヤッターキングダムで幸せに暮らして…私達は悪い事してないのに」
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「ご先祖様は本当に悪い人なのかな? もしかして悪いのはヤッターマンで、だから倒そうとして戦ってたんじゃないのかな?」
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「だって、ヤッターマンが正義の味方だなんて、私には思えないもん。正義の味方ならママを助けてくれた。そうだ、きっとそうだよ」
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「こんな暗い世界はヤッターマンのせい。お仕置きしないと気が済まない。ご先祖様のためにも、ママのためにも、私達のためにも。行こう、ヤッターキングダムへ。(天国に行くと言った)ママが待ってる」
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そして各自が作った衣装を着て誓います。
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「待っててママ。ドクロベェ様、見守っていて下さい。私達はご先祖様の魂を継ぎます」
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「ヤッターマンにお仕置きをしてやる。力一杯、デコピンしてやるんだ」
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「清く正しく美しく。ドロンボーがいる限り、この世にヤッターマンは栄えない」
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何と言う展開でしょう。予想以上に面白いプロローグ。これは今後が楽しみになって来ましたね。
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ところでレパードが咥えるパイプ。レパードが小さい時にヴォルトカッツェが作ったシャボン玉を作るパイプなんですね。レパード本人はご先祖様のトレードマークだってことは知らないんだろうなぁ(笑)。 
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